コンセプト
美味しい氷は三度味わえます。 まずは目で。透明度が高く、光にかざすと 宝石のようにきらめきます。
耳を澄ませてください。グラスに触れると、 風鈴を思わせる心地よい音を響かせます。
削った氷を口に入れると、すっと溶けます。 雑味のない口当たりで、残るのは涼やかな余韻だけです。
大切なのは時間をかけて作ること。
水の中の不純物を取り除き 48時間以上をかけて凍らせます。
焦らず、じっくりと。
手間暇をかけた分だけ 硬く締まり、美しく仕上がります。
美味しい氷を届けようと一年、また一年と時間を重ね、 森田氷室本店は今年で百三十三年目。
いつの間にか京都で最古参の氷屋です。
その歴史に新しいページを加えようと、 五代目となる兄弟で立ち上げた店が「PAGE ONE」です。
のれんは違えども、氷の魅力を伝えようという心は同じです 。
氷とともに、召し上がっていただく器にもこだわり、 手作業で氷塊を削って器として仕上げています。
削りだした器は、お客様との出会いが全て特別であるように、一つとして同じものはありません。
毎回表情の変わる器も楽しんでいただければ幸いです。
時間をかけて固まる氷のように、ゆっくりと皆様と歩んでまいります。
